呪術廻戦 用語解説

【呪術廻戦】獄門疆とは?発動条件や元ネタを徹底考察

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人間から流れ出た負の感情から生み出された『呪い』と呪いを『呪術』と呼ばれる特殊能力『呪術』で祓う『呪術師』との闘いを描いた芥見 下々(あくたみ げげ)先生の代表作品『呪術廻戦』。

今回は呪術廻戦に出てくる呪いが籠められている『呪物』の1つである『獄門疆』について考察します。

(※ネタバレ注意)

獄門疆とは

獄門疆とは、呪物の中でも最上位の等級である『特級呪物』です。

手のひらサイズ立方体の形をしている獄門疆は、どんなものでも封印することができるとされており、90話ではかつて100人以上の一般人を呪殺した呪詛師・夏油 傑(げとう すぐる)が獄門疆のことを『生きた結界』、『源信の成れ果て』と表現しています。

獄門疆の発動条件

90話で判明した獄門疆の発動条件は、『獄門疆を開門後、封印有効範囲半径約4m以内に対象物を1分間留める』ことでした。

ただし、ここでの1分間とは現実世界のことではなく、対象物の脳内での1分間を指します。


90話では最強の呪術師の1人である五条 悟(ごじょう さとる)の目の前で獄門疆が開門されました。

獄門疆が開門されると、中から巨大な目が現れ、1分間その目に見つめられた五条悟は、分裂した獄門疆に拘束されて身動きが取れなくなってしまい、そのまま獄門疆に封印されてしまします。

獄門疆の解除条件

145話で判明した獄門疆の封印を解除する条件は、『獄門疆の所有者が解除する』もしくは『獄門疆の裏を開門する』でした。

『獄門疆の裏を開門する』には、獄門疆に掛けられている『結界術』と呼ばれる術式を解除する必要があります。

獄門疆に掛けられた術式を解除する方法は、以下の通りです。

1.あらゆる術式を強制解除する『天逆鉾』で獄門疆の術式を解除する
2.あらゆる術式効果を乱して相殺する『黒縄』で獄門疆の術式を相殺する
3.あらゆる術式を消滅させる術式を使う『天使』が獄門疆の術式を消滅させる

145話で、五条悟が天逆鉾と黒縄を消滅させてしまったことが判明したため、獄門疆の裏を解除する方法は実質3のみとなっています。

獄門疆の元ネタ

呪術廻戦は歴史上の人物や文献をモチーフにした術式や人名などが登場しています。

夏油傑が呟いた『源信の成れ果て』の『源信』も浄土教と呼ばれる宗教の教祖として実在したとされています。

浄土教には、『観仏や念仏によって仏や菩薩が住んでいる『浄土』を往生する』という教えがあり、極楽往生について書かれている仏教書の1つが『往生要集』です。

浄土教では、亡くなった人間が浄土に往生するには地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人間道・天道の6種類の世界『六道』で浄土に往生した者が受ける10種類の快楽『十楽』願う必要があるとされています。

往生要集では、現世から六道に向かうための『厭離穢土』と浄土に往生すための『欣求浄土』という2つの門が設けられています。

91話で獄門疆に封印された五条悟の背後に死者と思われる人骨が描かれていたことから、獄門疆と獄門疆の裏の元ネタは、厭離穢土と欣求浄土ではないかと考えられます。

解除のタイミング

91話で封印されて以降、五条悟の様子は描かれていません。

216話で夏油傑の体を乗っ取っていた呪詛師・羂索(けんじゃく)が自身が仕組んだ呪術師の殺し合い『死滅回游』を終わらせようとしていることが判明します。
また、219話では主人公・虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)の同級生・伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)の体を乗っ取った呪いの王・両面宿儺(りょうめんすくな)が自身の完全復活のために伏黒恵の義姉・伏黒 津美紀(ふしぐろ つみき)を受肉した万(よろず)を倒したことで物語が大きく動くのではないかと考えらえられます。

この流れで五条悟の安否についても明かされるのではないかと考えられます。

ただし、214話で天使が受肉した来栖 華(くるす はな)が両面宿儺にやられて重症なので、封印が解除されるのはもう少し先になるかもしれません。

獄門疆を羂索が所持していた理由

獄門疆は、元々不死の術式や高度な結界術を使う呪術師・天元(てんげん)の結界の外、恐らく海外にあったとされています。

獄門疆の裏を封印することで獄門疆の気配を抑えてていましたが、羂索は天元に次ぐ結界術の使い手であるため獄門疆を見つけ出すことが出来たのではないかと考えられます。

羂索が夏油傑の前に乗っ取っていた加茂 憲倫(かも のりとし)は、数々の呪術文化財を作ったとされているため、獄門疆などの呪物に詳しかったのも羂索が獄門疆を見つけ出すことができた理由に繋がると思われます。

また、91話で獄門疆に封印された五条悟が

「物理的時間は流れてないっぽいね」

と発言していることから現実世界と獄門疆内の時間軸が異なることが分かります。

呪詛師の1人・裏梅(うらうめ)が219話で描かれていた1,000以上前の容姿と全く同じであることから、獄門疆には裏梅が封印されていたのではないかと考えられます。

まとめ

今回は、『獄門疆』について解説しました。

呪術廻戦には、『宿儺の指』や『呪胎九相図』など呪物が沢山出てきます。

それらの特徴や元ネタを知るとより一層作品を楽しめるかもしれません。

気になる方は調べてみてください。

ご愛読いただきありがとうございました。

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