シリーズ累計発行部数が9,000万部を超える大人気作品『呪術廻戦』。
呪術廻戦の原作では、呪いの王・両面宿儺(りょうめんすくな)との戦いが佳境を迎えています。
そんな中、主人公の虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)が短期間で急成長していることについて、ファンの間ではさまざま憶測が飛び交っているのをご存知ですか?
今回は、虎杖悠仁の急成長した理由について、経緯などを踏まえて考察します。
(※ネタバレ注意)
虎杖悠仁とは
虎杖悠仁は、都立呪術高専の1年生です。
虎杖悠仁の基本情報は、以下のとおりです。
・誕生日:3月20日(15歳)
・出身地:宮城県
・身長:175cm前後
・特徴:桜色の髪と黒髪のツーブロック、赤色のパーカー、右眉と左口元の傷
・趣味・特技:カラオケ、テレビ鑑賞、モノマネ
・好きな食べ物:丼もの、麺類
・苦手な食べ物:なし
・ストレス:理経科目(molで躓いた)
・好みのタイプ:ジェニファー・ローレンス
・人気投票の結果:第1回/1位、第2回/3位、第3回/2位
・声優 榎木 淳弥(えのき じゅんや)
※代表作:トニカクカワイイ/由崎星空、2.5次元の誘惑/奥村正宗
1話で砲丸をピッチャー投げで30m以上飛ばしたり、50mを3秒で走ったりと身体能力が異常に高いことが分かります。
そのため、戦闘では1度の打撃で2度の衝撃を与える『逕庭拳』(けんていけん)や『卍蹴り』などの体術を主体とした近接戦闘を得意としていました。
また、打撃との誤差0.000001秒以内に呪力が衝突した際に急患が歪み、呪いの力『呪力』が黒く光る現象『黒閃』を発動できる数少ない呪術師で、最多連続記録タイである4回連続黒閃を発動するなど、高い戦闘センスを持っています。
一方で、呪力を流し込んで発動する『術式』を持っておらず、作中ではいずれ取り込んだ両面宿儺の術式が身体に刻まれるのではないかと考えられていました。
しかし、212話で両面宿儺が虎杖悠仁から伏黒恵へと体を乗り換えたため、両面宿儺の術式が刻まれる可能性は低くなりました。
両面宿儺との対決前後の変化について
223話から史上最強の術師・両面宿儺VS現代左京の呪術師・五条 悟(ごじょう さとる)との戦いが始まりました。
五条悟が破れた後も、鹿紫雲 一(かしも はじめ)や日車 寛見(ひぐるま ひろみ)、乙骨 憂太(おっこつ ゆうた)などの呪術師が両面宿儺に挑んでいます。
虎杖悠仁も238話から両面宿儺との戦いに参戦しています。
ここからは、両面宿儺が虎杖悠仁から分離してから2人が戦うまでに見られた虎杖悠仁の変化についてまとめます。
日下部篤也との入れ替わり
222話で虎杖悠仁は、都立呪術高専2年生の担任教師・日下部 篤也(くさかべ あつや)と体が入れ替わっていました。
日下部篤也が虎杖悠仁に対して
「そろそろ掴めよ 虎杖」
と発言していることから、入れ替わりは虎杖悠仁の能力ではないかと考えられます。
虎杖悠仁の腕
両面宿儺と五条悟との戦いを観戦していた時には普通でしたが、238話で両面宿儺の前に現れた虎杖悠仁の腕は、ドラゴンボールのピッコロ大魔王のような人間らしからぬ腕へと変化していました。
238話で虎杖悠仁のパンチを受け止めた両面宿儺がグラついたことから、腕が変化しても人間を起源とする呪い・真人との戦いでも使っていた魂を捉える打撃が使えることが分かります。
戦闘中も通常の腕に戻っていないことから、制限時間は特になく、自分の意思で変化させられるのではないかと考えられます。
赤血操術
247話では、血液を操作する術式『赤血操術』(せっけつそうじゅつ)の技で、加圧した血液を弓矢のように放つ穿血(せんけつ)が両面宿儺に向けて放たれました。
244話で、虎杖悠仁が赤血操術の使い手である加茂 憲紀(かも のりとし)に対して
「俺は先輩に色々と教えてもらえて助かるよ 腸相は教えるの下手だから」
と発言していたことから、虎杖悠仁が赤血操術を会得しようとしていることが分かります。
両面宿儺は、「これは九相図(兄)の......」と考えていましたが、246話で呪胎九相図の1番を受肉した術師・腸相(ちょうそう)が両面宿儺の攻撃により重傷を負ったため、穿血を発動したのは虎杖悠仁ではないかと考えられます。
また、251話で虎杖悠仁が両面宿儺の顔に吐いた血が血が破裂したのも赤血操術であると考えられます。
反転術式
負の呪力に負の呪力を掛け合わせて正の呪力を生み出すことを『反転術式』といいます。
反転術式を使用すると、肉体の回復などが可能で、術師によっては他人を治癒できたり、焼ききれた術式を修復できます。
248話では、両面宿儺が繰り出した斬撃を喰らった虎杖悠仁が反転術式で自身の傷を治癒していました。
虎杖悠仁が急成長した理由について
250話で両面宿儺の
「このひと月何をした?」
という問いに対して乙骨憂太が
「ズルしました」
と発言していることから、虎杖悠仁の急成長にはカラクリがあることが分かります。
虎杖悠仁が急成長した理由には、以下の2つが考えられます。
虎杖悠仁の生い立ち
143話では、虎杖悠仁の父親らしき男性・虎杖 仁(いたどり じん)と母親らしき女性・虎杖 香織(いたどり かおり)が登場しましたが、2人の詳細については明かされていません。
また、214話で飛躍的に向上した虎杖悠仁の身体能力に対して
「羂索め気色の悪いことをする」
と発言したり、215話で必死に両面宿儺を追う虎杖悠仁を見た両面宿儺が、
「ほら いただろ!! あの播磨の!!」
と発言したりしたことから、虎杖悠仁の生い立ちには何かしらの秘密があると考えられます。
虎杖悠仁が急成長したのは、虎杖悠仁の生い立ちが関係しているかもしれません。
ファンの間では、虎杖悠仁の親が一般人を呪殺した呪詛師(じゅそし)の中でも素性が明かされていない羂索(けんじゃく)ではないかという意見があげられています。
248話で脳を入れ替えることで肉体を乗っ取る羂索の術式により乗っ取っていた夏油 傑(げとう すぐる)の首が乙骨憂太にはねられ、頭部を刺されて以降は羂索の行方が明かされていませんが、虎杖悠仁の過去が明かされる際に、何らかの形で登場するのではないでしょうか。
魂の研究記録
魂の研究記録とは、220話で腸相が虎杖悠仁に手渡した九十九 由基(つくも ゆき)の研究内容が記されたメモ帳です。
九十九由基は、呪霊が生まれない世界の創造を目指しており、その過程で魂についても研究していました。
251話では魂の研究記録に『魂は多少混じることはあっても一つになることはない』と記載されていることが判明しましたが、他にもさまざまな情報が書き記されていると考えられます。
虎杖悠仁と日下部篤也の体が入れ替わっていたのも魂の研究記録に記載された情報を基に実践した可能性があります。
また、250話では、両面宿儺が戦線に出てきた呪術師全員の防御力が高いと感じていることから術師全員が魂の研究記録による恩恵を受けているのではないでしょうか。
221話では五条悟が「僕としても宿儺と戦う前にやることをやっておきたい...」と考えていることから、五条悟も魂の研究記録による恩恵を受けていた可能性があります。
呪術廻戦には魅力的なキャラクターがたくさんいる
今回は、虎杖悠仁が急成長した理由を考察しました。
ファンの間では、虎杖悠仁が呪胎九相図であるという意見や、両面宿儺の指を見つけたのは仕組まれたことであるなどさまざまな考察があります。
物語が進むにつれて虎杖悠仁の伏線が回収されることを期待しましょう!
また、『呪術廻戦考察ブログ』では、呪術廻戦に関するさまざまな情報を発信しています。
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