呪術廻戦 用語解説

【呪術廻戦】死滅回游とは?目的や総則・元ネタなどの解説&考察まとめ

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『呪術廻戦』は芥見 下々(あくたみ げげ)先生が手掛ける漫画です。『週刊少年ジャンプ』にて2018年から連載中で、友情を軸とした心理バトルを描いています。

2020年にはTVアニメ化、2021年には映画化も果たした本作。

本記事ではそんな呪術廻戦で物語のカギを握る『死滅回游』について解説&考察していきます!

(※ネタバレ注意)

呪術廻戦のあらすじ

類稀な身体能力を持つ杉沢第三高校1年生・虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)は、オカルト研究会に所属しながら病床に伏せる祖父の見舞いを日課にしていました。

そんなある日、学校に眠る人間の負の感情から生み出される『呪い』が込められた『呪物』の封印が解かれ、呪い化物『呪霊』が解き放たれてしまいます。

呪霊に襲われたオカルト研究会の先輩を救うのに必要な呪の力『呪力』を得るために呪物の中でも最も等級の高い『特級』が与えられている『宿儺の指』を食べたことで1000年以上前に生きていた呪の王・両面宿儺(りょうめんすくな)に受肉されます。

この出来事がきっかけで虎杖悠仁は、呪術教育機関の1つ『東京都立呪術高等専門学校』で呪いを祓う『呪術師』として奮闘します。

【呪術廻戦】死滅回游とは


死滅回游は、呪術廻戦に登場するキャラクターの1人・羂索(けんじゃく)が仕組んだ『呪術を与えられた者達による殺し合い』のことです。

死滅回游の目的

羂索は、呪術師や呪霊だけではなく呪力を持たない『非術師』にも人間という呪力の形を持っていると考えています。

この考えは『人間の可能性』と呼ばれています。

羂索は、500年以上生きている呪術師・天元(てんげん)と人類を同化させて人間の可能性を強制的に引き出そうとしています。

死滅回游は、人類と天元の同化を不完全なものにしないための『慣らし』として仕組まれました。

死滅回游の総則

死滅回游には、以下の8つの『総則(ルール)』が設けられています。

1.泳者(プレイヤー)は術式覚醒後19日以内に任意の結界(コロニー)にて死滅回游への参加を宣誓しなければならない。
2.前項に違反した泳者からは術式を剥奪する。
3.非泳者は結界に侵入した時点で泳者となり死滅回游への参加を宣誓したものと見做す。
4.泳者は他泳者の生命を絶つことで点(ポイント)を得る。
5.点とは管理者(ゲームマスター)によって泳者の生命に懸けられた価値を指し原則術師5点、非術師1点とする。
6.泳者は自身に懸けられた点を除いた100点を消費することで管理者と交渉し死滅回游に総則を1つ追加できる。
7.管理者は死滅回游の永続に著しく障る場合を除き、前項によるルール追加を認めなければならない。
8.参加または点取得後、19非以内に得点の変動が見られない場合、その泳者からは術式を剥奪する

※用語解説
・泳者 死滅回游の参加者
・術式 呪力を流して発動する特殊能力
・結界 全国に10箇所ある人間を彼岸へと渡す教会を結ぶ結界
・管理者 死滅回游の大元である『浄界(天元が呪術高専に張った結界)』をベースに作られた『梵界(浄界よりも優れた結界)』を作った存在である天元

術式の剥奪とは、術師の脳に何かしらの影響が出ることとなるため、死亡と同意義であるとされています。

追加された総則

総則6によって追加された総則は、以下の通りです。

9.泳者は他泳者の情報——”名前””得点””ルール追加回数””滞留結界”——を参照できる
10.泳者は他泳者に任意の得点を譲渡することができる
11.泳者は身代わりとして新規泳者を結界外から招き100点を消費することで死滅回游から離脱できる
12.泳者は結界を自由に出入りすることができる
13.死滅回游への参加を2018年11月18日21時9分をもって打ち切る
14.夏油 傑(げとう すぐる)と伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)を除く全泳者の死亡をもって死滅回游を修了する

※用語解説
・夏油傑 呪術高専の教師・五条 悟(ごじょう さとる)の旧友で羂索が体を乗っ取っている呪詛師(非術師を殺した呪術師)
・伏黒恵 虎杖悠仁の同級生

総則14は、220話で羂索が追加しましたが、死滅回游が修了しなかった場合にどうなるかは明かされていません。

死滅回游の泳者一覧

死滅回游の泳者には、呪術高専の関係者以外の術師もいます。

ここからは、泳者の中でも特に際立っているキャラクターについて解説します。

来栖華

来栖 華(くるす はな)は、天使と呼ばれる術師が受肉した泳者です。

天使の輪や空を飛ぶための羽が付いていたりと容姿は正に天使そのものです。

彼女が使う術式『邪去侮の梯子(やこぶのはしご)』は対象の術式を無効化させます。

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高羽史彦

高羽 史彦(たかば ふみひこ)は、お笑い芸人をしている泳者です。

常にテンションが高く、唐突に寒いギャグをかまします。

高羽史彦の術式『超人(コメディアン)』は、術者がウケると確信した想像を実現します。

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日車寛見

日車 寛見(ひぐるま ひろみ)は、刑事事件を担当している弁護士です。

天才と称され、常に冷めた雰囲気を漂わせていますが、強い正義感の持ち主です。

術式を付与して心の中にある空間『生得領域』を周囲に構築することを『領域展開』と言いますが、日車寛見は自身の領域展開『誅伏賜死(ちゅうぶくしし)』で法廷のような空間を作り出し、『ジャッジマン』と呼ばれる式神の判決にそって対象の呪力を一時的に使えなくしたり木槌のような武器『ガベル』を強化して闘います。

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鹿紫雲一

鹿紫雲 一(かしも はじめ)は、幼い頃から強者との戦いを好んでいる泳者です。

来栖華同様、術師に受肉されています。

鹿紫雲一には術式や領域展開はありませんが、鹿紫雲一の呪力は電気と同じ性質を持っており、如意棒のような武器に纏わせたり電磁石の様に相手を引き付けたりします。

また、領域展開を中和して領域展開の効果の1つである『攻撃の必中効果』を打ち消す事ができます。

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石流龍

石流 龍(いしごおり りゅう)は、『大砲』の異名を持つ泳者です。

ファーが付いているジャケットとリーゼントが特徴です。

石流龍の『グラニテブラスト』は、呪力をビームの様に放つ技で威力・攻撃範囲共に高レベルの攻撃です。

178話で都立呪術高専2年生の乙骨 憂太(おっこつ ゆうた)との戦いで領域展開を発動する素振りを見せましたが、不発だったので石流龍の領域展開は明らかになっていません。

石流龍は、216話で虎杖悠仁から伏黒恵に乗り移った両面宿儺によって3枚に下ろされたため、死亡しています。

死滅回游の元ネタ

死滅回游の元ネタは、『死滅回遊魚』ではないかとされています。

死滅回遊魚とは、回遊できないのにも関わらず海流に乗って本来の生息地ではない場所に流され、死んでしまう魚のことです。

死滅回游では、各結界で泳者が死んでいることや1期TVアニメのOP『廻廻奇譚』のアニメPVに死滅回遊魚らしき魚が描かれていることから元ネタは死滅回遊魚である可能性が高いと考えられます。

まとめ

今回は『死滅回游』について解説&考察しました。

216話では、羂索が死滅回游を終わらせようとしている描写がありますが、間違いなく死滅回游は物語において重要な位置づけであると言えます。

皆さんも死滅回游の概要を理解して作品を見てみるとより一層楽しめるかもしれません。

ご愛読いただきありがとうございました。

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