既刊24巻まででシリーズ累計発行部数が9,000万部を突破した人気作品『呪術廻戦』。
主人公・虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)を中心に人間から流れ出る負の感情『呪い』と呪いを呪いで祓う『呪術師』との戦いを描いています。
国内外問わず注目を集めており、TVアニメの続編『死滅回游編』の製作も決定しています。
今回は、呪術廻戦に登場する『総監部』について解明している事実を基に考察しました!
(※ネタバレ注意)
総監部とは
『総監部』のメンバーや目的について作中では明かされていませんが、呪術廻上層部との繋がりが強い組織であると考えられます。
作中では、最強の呪術師・五条 悟(ごじょう さとる)と対話しているシーンが描かれています。
137話では呪術師を育成している『東京都立呪術高等専門学校』(以下:都立呪術高専)の2年生・乙骨 憂太(おっこつ ゆうた)に虎杖悠仁の抹殺を依頼していました。
137話で総監部のメンバーのひとりと思われる高齢男性の横顔は描かれておりましたが、障子で姿を隠しており、蠟燭の灯った薄暗い部屋にいるため、総監部メンバー全員のビジュアルは不明です。
五条悟は、呪術界の上層部について
「上層部は呪術界の魔窟 保身馬鹿 世襲馬鹿 高慢馬鹿 ただの馬鹿 腐ったミカンのバーゲンセール」
と揶揄していますが、上層部と強い繋がりがある総監部も似たような思想を持っていると考えられます。
137話の通達と総監部の動き
五条悟の旧友で、多くの一般人を呪殺した『呪詛師』のひとり・夏油 傑(げとう すぐる)が渋谷にある東急百貨店東急東横店を中心に一般人のみが閉じ込められる帳(結界)を降ろした『渋谷事変』の終息後、総監部は呪術界に向けて以下のような通達を出しました。
夏油傑生存の事実を確認 同人に対し再度の死刑を宣告する
五条悟を渋谷事変共同正犯とし呪術界から永久追放かつ封印を解く行為も罪と決定する
夜蛾正道を五条悟と夏油傑を唆し渋谷事変を起こしたとして死罪を認定する
虎杖悠仁の死刑執行猶予を取り消し速やかな死刑の執行を決定する
虎杖悠仁の死刑執行役として特級術師乙骨憂太を任命する
上記の通達は、渋谷事変に乗じて呪術界上層部にとって邪魔な存在を消すために出されたと考えられます。
呪術全盛の時代に呪術師が総力をあげて挑んでも倒せなかった呪いの王・両面宿儺(りょうめんすくな)を宿している虎杖悠仁や、完全自立型の呪骸を製造できる都立呪術高専の学長・夜蛾 正道(やが まさみち)は、渋谷事変以前から総監部から呪術界に仇成す存在として危険視されていました。
また、呪術界の変革を目指している五条悟も呪術界上層部にとっては疎ましい存在でした。
特級過呪怨霊(とっきゅうかじゅおんりょう)・祈本 里香(おりもと りか)に取り憑かれていた乙骨憂太も総監部に危険視されていましたが、解呪以降は警戒しておらず、137話では自ら総監部に歩み寄ってきた乙骨憂太に対して虎杖悠仁の抹殺を命じています。
結果的に殺害できたのは夜蛾正道だけでしたが、都立呪術高専は、度々総監部に邪魔されています。
楽巌寺嘉伸と総監部の関係
都立呪術高専の姉妹校である『京都府立呪術高等専門学校』(以下:府立呪術高専)の学長・楽巌寺 嘉伸(がくがんじ よしのぶ)は、総監部の関係者であると考えられます。
府立呪術高専と都立呪術高専との交流会では、府立呪術高専メンバーが虎杖悠仁の抹殺を目論んでいました。
また、147話では、呪術界上層部から命を受けた楽巌寺嘉伸は夜蛾正道を殺害しました。
楽巌寺嘉伸が総監部と関係がある場合、楽巌寺嘉伸を筆頭としている保守派も総監部とかかわりがある可能性が高まります。
仮に保守派と総監部が繋がっているのであれば、呪術界に君臨しているエリート家系『御三家』の一角で保守派の代表格である『加茂家』も総監部と繋がっている可能性があるため、非常に大きな勢力であると考えられます。
総監部の壊滅について
223話では、呪術界上層部メンバーの死体が描かれていたことから、呪術界総監部は何者かによって壊滅させられたことが分かります。
ファンの間では、総監部を壊滅させたのは五条悟であるという意見が多いようです。
元々呪術界上層部と対立しており、保守派筆頭格の加茂家も謎の呪詛師・羂索に乗っ取られました。
今後、自身や都立呪術高専の障壁となりうる呪術界上層部を壊滅させたのであれば、動機としては十分でしょう。
その場合、221話で五条悟が考えていた『宿儺と戦う前にやること』のひとつは、総監部の壊滅であると考えられます。
総監部を壊滅させたのが五条悟であれば、223話で五条悟が楽巌寺嘉伸に発した
「アンタが総監部のトップに立てば少しはマシになるでしょ」
というセリフは、既に古臭い呪術界は壊滅したので、楽巌寺嘉伸に呪術界を一から築き上げてほしいという思いが籠められているのでしょう。
また、79話で学長以上の上層部に呪詛師と通じている内通者がいることが明かされましたが、内通者が上層部を壊滅させた可能性もあります。
総監部とのかかわりが強い楽巌寺嘉伸の可能性も考えられますが、実力的にあまり現実的ではありません。
呪いの力『呪力』を流して発動する特殊能力を『術式』といい、楽巌寺嘉伸は、エレキギターを奏でて生じた旋律を呪力に変換して打ち出す術式を使います。
147話で楽巌寺嘉伸が殺害した夜蛾正道には大きな切り傷が付いていました。
しかし、223話で殺害された呪術界上層部は、心臓を貫かれたり、顔を潰されたりしていたため、楽巌寺嘉伸が呪術界上層部を壊滅させた可能性は低いと考えられます。
呪術廻戦には数多くの未回収伏線がある
今回は、総監部についてまとめました。
謎めいたことが多い総監部については、物語が進むにつれて明かされていくでしょう。
呪術廻戦には、総監部にも回収されていない伏線があるので、本記事をきっかけに調べてみてください!
また、『呪術廻戦考察ブログ』では、呪術廻戦に関するさまざまな情報を発信しています。
呪術廻戦の最新情報をチェックして、呪術廻戦をより一層楽しみましょう!
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