TVアニメ第2期『呪術廻戦』の放送が、2023年7月から始まりました。
原作は、集英社が出版している漫画雑誌『ジャンプGIGA』で連載されたプロトタイプ版『東京都立呪術高等専門学校』を経て、2018年から同社の『週刊少年ジャンプ』にて連載中です。
同年にはコミカライズもされており、既刊23巻にしてデジタル版を含むシリーズ累計発行部数が8,000万部を超える人気作品です。
本記事では、呪術廻戦に登場するキャラクター・禪院 扇(ぜんいん おうぎ)について解説します。
(※ネタバレ注意)
禪院扇のプロフィール
禪院扇は、呪術界において長い歴史と強大な権力を持っているエリート家系『御三家』の一角『禪院家』の一員です。
禪院扇の基本情報は、以下の通りです。
・誕生日:不明
・等級:特別1級
・身長:170cm前後
・特徴:黒髪、ポニーテール、瘦身
・好きなもの:不明
・嫌いなもの:不明
・趣味or特技:不明
・人気投票の結果:第1回/ランク外、第2回/68位、第3回/100位
・声優:なし
禪院扇は、都立呪術高専の2年生・禪院 真希(ぜんいん まき)と都立呪術高専の姉妹校である『京都府立呪術高等専門学校』の2年生・禪院 真依(ぜんいん まい)の父親で、禪院家の26代目の当主・禪院 直毘人(ぜんいん なおびと)の弟です。
138話で禪院直毘人の遺言状が開示されましたが、遺言状の開示条件には禪院扇、禪院直毘人の息子・禪院 直哉(ぜんいん なおや)、禪院家幹部の1人・禪院 甚壱(ぜんいん じんいち)が立ち会うこととされていたため、禪院家の中心人物に近い存在だったことが分かります。
実力は禪院直毘人の方が上ですが、禪院扇は禪院直毘人に負けたことはないと考えています。
そして、自分が当主に慣れない理由を子供のせいだと勘違いしているため、148話で禪院真希に対して
「何故私が当主になれなかったか... それは子供のオマエたちが出来損ないだからだ...!!」
と発言したり、149話で2人の子供の前で
「個が親の足を引くなどあってはならない」
や
「さらば我が人生の汚点」
と言ったりするなど毒親ぶりを発揮していました。
そのため、2人の子供からは嫌われていました。
都立呪術高専の1年生・伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)が27代目当主になるだけでなく禪院家の全財産を譲渡されることに納得できなかったため、一般人を呪殺した呪詛師の1人・夏油 傑(げとう すぐる)にと共に渋谷の東急百貨店と東急東横店を中心に一般人のみが閉じ込められる漆黒の結界『帳』が降ろされた『渋谷事変』を企てた疑いをかけられ、獄門疆(ごくもんきょう)に封印されている五条悟の解放を企てた謀反者として伏黒恵と禪院真依の誅殺を発案するなど禪院家に対する執着心の強さが感じられます。
17巻の閑話にある『躯倶留隊の炳レビュー!!』における評価は1.0で、「ずっと ちょっとキレてる。」、「急に忌庫を空にするとかで駆り出された。嫌だった。」、「嫁怖すぎ。」などの酷評が並んでいました。
禪院扇の能力
呪力を流して発動する特殊能力を『術式』といいます。
禪院扇は、炎を操作する術式を使います。
148話では、禪院真希に折られた刀身から炎の刃を作り出して攻撃しました。
149話で刀全体に炎を纏わせる大技『術式開放「焦眉之赳」』を繰り出そうとしていましたが、技の詳細は不明です。
また、御三家に伝わる術で、呪力を纏って触れたものを迎撃する領域対策『秘伝「落花の情」』を居合に転用し、超高速の抜刀術を実現させています。
禪院扇の能力に対して禪院直哉は、138話で「パッとせぇへん」と表現しています。
禪院扇の最後
148話で禪院真依は、呪いを宿した武器『呪具』を得るために禪院家の忌庫に向かいますが、そこで禪院扇に返り討ちに遭います。
その後、同じく禪院扇に負けた禪院真希と禪院真依を2級以下の呪霊が無数に放たれている部屋に閉じ込めます。
禪院真希は気を失っており、禪院真依も禪院扇から受けたダメージが回復していないような満身創痍な状態でした。
そのような状況で、禪院真依は自分に残されたすべての呪力を使って物体を作る術式『構築術式』を発動し、刀タイプの呪具『釈魂刀』のレプリカを作り出して息絶えました。
禪院真依が死んだことで、禪院真希は不完全だった呪力が使えない代わりに驚異的な身体能力を得る『天与呪縛(フィジカルギフテッド)』を完全なものとします。
呪霊をすべて倒し、部屋から抜け出した禪院真希を目にした禪院扇は、かつて『天与の暴君』として恐れられていた伏黒 甚爾(ふしぐろ とうじ)と同様の恐怖を感じ、とっさに術式開放『焦眉之赳(しょうびのきゅう)』を発動しようとしますが、禪院真希に顔を真っ二つに切られて死亡します。
呪術廻戦のキャラクターについて知りたいなら呪術廻戦考察ブログ
今回は、『禪院扇』について解説しました。
呪術廻戦には、禪院扇以外にもたくさんのキャラクターが登場します。
また、キャラクターや術式にはモデルとなる人物や逸話が実在してしている場合もあるため、それらを知るとより一層呪術廻戦を楽しめるかもしれません。
『呪術廻戦考察ブログ』では、本記事のように呪術廻戦に関する様々な情報を発信しています。
呪術廻戦について興味がある方は、他の記事もご覧ください。
ご愛読いただきありがとうございます。
-
【呪術廻戦考察】未回収の伏線と残る謎まとめ【随時更新】
続きを見る