『呪術廻戦』は、日本の漫画家・芥見下々(あくたみげげ)先生による少年漫画です。
2018年に『週刊少年ジャンプ』にて連載が開始され、同年には『全国書店員が選んだおすすめコミック2019』で1位、『みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞2019』で大賞を獲得するなど一躍話題となりました。
本記事では、そんな呪術廻戦に登場するキャラクター・天内 理子(あまない りこ)について解説します。
(※ネタバレ注意)
呪術廻戦のあらすじ
並外れた身体能力を持つ高校1年生の主人公・虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)。
虎杖悠仁は、育ての親である祖父・虎杖 倭助(いたどり わすけ)が死んだ夜に呪術教育機関の1つ『東京都立呪術高等専門学校』の1年生である伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)と出会います。
伏黒恵は、虎杖悠仁が通う杉沢第三高等学校にある百葉箱で保管されていた人間から流れ出る負の感情『呪い』が籠められた忌み物『呪物』である『両面宿儺の指』を回収しようとしていましたが、同時刻に虎杖悠仁が所属しているオカルト研究会の先輩たちによって両面宿儺の指の封印が解かれてしまいました。
呪物の中でも最も危険度が高い『特級呪物』に籠められている強力な呪いに引き寄せられた呪いの化け物『呪霊』に襲われる先輩たちを助けるために虎杖悠仁と伏黒恵は、先輩たちの下へとが駆けつけます。
先輩たちを助けようとした矢先、呪霊に追い込まれてしまいますが、その危機を脱するために虎杖悠仁は両面宿儺の指を取り込んで1,000以上前に生きていた呪の王・両面宿儺(りょうめんすくな)を身体に宿します。
無事に呪霊を倒しましたが、呪術界で定められている『呪術規定』に乗っ取り虎杖悠仁は死刑宣告されてしまいます。
しかし、虎杖悠仁は呪術高専の教師・五条 悟(ごじょう さとる)の提案を受け、執行猶予と引き換えに呪術高専へ編入し、呪いを祓う『呪術師』として20本あるとされている両面宿儺の指を集めることを決意します。
こうして呪いを廻る闘いが幕を開けます。
天内理子の基本情報
天内理子は、廉直女学院の中等部に通う中学2年生です。
一人称は妾で黒い長髪を三つ編みにし、ヘアバンドをしているのが特徴です。
キャラクター人気投票の結果は第2回が44位、第3回は47位でした(第1回開催時は登場していなかったのでランク外)。
TVアニメで天内理子の声優キャストをしている永瀬 アンナ(ながせ あんな)さんは、サマータイムレンダの小舟潮役やユーレイデコのハック役などを担当しました。
天内理子は、4歳の時に両親が交通事故で他界してしまったため、それ以降は世話係である黒井 美里(くろい みさと)に育てられてきました。
椎茸が苦手ですが、黒井美里は天内理子にバレないように椎茸を料理に混ぜています。
星漿体とは
天内理子は、星漿体(せいしょうたい)と呼ばれる存在です。
呪いを流して発動する特殊能力を『術式』の中でも不死の術式を使える呪術師・天元(てんげん)は、呪術高専や呪術界の拠点を守るための結界や呪術師をサポートしている『補助監督』が使う結界術の強化など重要な役割を担っています。
しかし、天元は不老ではなく、一定以上老化すると天元本人の意志と関係なく不死の術式によって肉体を勝手に造り変えられてしまうため、最悪の場合、天元が人類の敵となる可能性もあります。
そんな天元の変化を防ぐために500年に1度、星漿体を天元と同化させることで天元の肉体の情報を書き換え、術式効果を振り出しに戻していました。
幼少期から星漿体として育てられていた天内理子は、呪詛師集団「Q」や盤星教「時の器の会」など多くの人間に命を狙われていたため、外出の制限などを強いられていました。
他のキャラクターとの関係性
天内理子は、天元からの指名で天内理子が天元と同化するまでの護衛を依頼された学生時代の五条悟と同級生の夏油 傑(げとう すぐる)と面識があります。
護衛2日目には天内理子、五条悟、夏油傑、黒井美里の4人が沖縄でバカンスを満喫していました。
出会った頃はいがみ合っていましたが、沖縄で一緒に過ごしたことで信頼関係が非常に深まったように見受けられます。
また、あまり外出できなかった天内理子は、学校での生活を大切にしていたため、学友との関係も良好でした。
天内理子が死亡した経緯
天内理子、五条悟、夏油傑、黒井美里の4人は、同化当日に都立呪術高専の拠点の1つ『筵山』の麓に到着しますが、そこで星漿体の暗殺を依頼された『術師殺し』・伏黒 甚爾(ふしぐろ とうじ)と遭遇してしまいます。
五条悟が伏黒甚爾を足止めしている間、他の3人は天元の膝下で日本国内にある主要結界の基底『薨星宮 本殿』に向かいます。
本殿へと繋がる通路の前で黒井美里に別れを告げ、招かれた者しか入れない薨星宮の本殿に入った後、夏油傑は天内理子に天元と同化するか同化を止めて引き返すかの2択を問いかけます。
生まれつき星漿体として特別扱いされてきた天内理子は、天元と同化する覚悟を決めていましたが、これからも関わってきた人と一緒にいたいという思いを打ち明けます。
夏油傑は、本音を打ち明けてくれた天内理子に手を差し伸べますが、その瞬間に五条悟を倒して追いついた伏黒甚爾が所持していた銃で天内理子の頭を撃ち抜かれてしまいます。
その後、天内理子の遺体は盤星教の代表役員・園田 茂(そのだ しげる)に引き渡されました。
まとめ
以上、『天内理子』について解説しました。
悲劇の最後を迎えた天内理子の様子は、2023年7月から放送されるTVアニメ2期で描かれています。
また、天内理子以外にも魅力的なキャラクターが登場するため、まだ呪術廻戦を見たことがないという方は、本記事をきっかけに見てみませんか?
ご愛読いただきありがとうございました。
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