今回は、漫画・TVアニメ『呪術廻戦』の天与呪縛について解説します!
呪いと呪術師の闘いが描かれている呪術廻戦。
本記事では、そんな呪術廻戦に出てくる天与呪縛がどのような縛りなのか、該当するキャラクターは誰なのかなどについてまとめています。
まだ呪術廻戦を読んだ・見たことない方でも分かりやすいように解説しているので是非読んでみてください。
(※ネタバレ注意)
呪術廻戦のあらすじ
舞台は、人間から生まれる負のエネルギー『呪い』が日常に潜んでおり、最悪の場合は人間を死へ導くと恐れられている2018年の日本。
驚異的な身体能力を持つ主人公・虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)は、宮城県仙台市にある『杉沢第三高等学校』のオカルト研究会に所属していました。
ある日、呪いの化け物『呪霊』に襲われたオカルト研究会の先輩を救うため、呪いを籠められた物『呪物』の1つである『両面宿儺の指』を喰らい、自分の魂に1,000以上前に生きていた呪の王・両面宿儺を宿してしまいます。
両面宿儺と肉体を共有することとなった虎杖悠仁は、呪いを呪いで祓う『呪術師』の中でも実力者として知られる五条 悟(ごじょう さとる)の案内で呪術教育機関『東京都立呪術高等専門学校』に編入します。
こうして、虎杖悠仁は、呪いを廻る戦いの世界へと入っていきます。
天与呪縛とは
『天与呪縛』とは、呪術における制約『縛り』の1つです。
天与呪縛を授かった者は、生まれながらに強大な力を得る代わりに何かを犠牲にしています。
本来縛りは、術者または対象物に対して意図的に発動することができますが、天与呪縛は生まれながらに肉体に強制されています。
一般的な天与呪縛は、強大な呪力を得る代わりに身体機能などを犠牲にしますが、まれに呪力を持たない代わりに超人的な身体能力を授かる場合もあり、このような天与呪縛は『フィジカルギフテッド』と呼ばれます。
天与呪縛(フィジカルギフテッド)の該当者
本編には、天与呪縛(フィジカルギフテッド)を授かっている呪術師が登場しています。
ここからは、天与呪縛(フィジカルギフテッド)を与えられたキャラクターについて解説します。
1人目:与幸吉(究極メカ丸)
与 幸吉(むた こうきち)・通称・究極メカ丸(あるてぃめっと めかまる)は、呪術高専京都校2年生で下から4級、3級、準2級、2級、準1級、1級、特級と設けられている等級の内『準1級』が与えられている呪術師です。
与幸吉の基本情報は、以下の通りです。
・誕生日 10月4日
・身長 180cm前後
・特徴 ちょんまげのような髪型、左頬の傷
・好きなもの 味がしっかりしているもの
・嫌いなもの 生もの
・声優 松岡 禎丞(まつおか よしつぐ)
※代表作 リコリス・リコイル:真島、東京リベンジャーズ:三ツ谷隆
呪いの力『呪力』を流して発動する特殊能力を『術式』と言いますが、与幸吉は傀儡を作り操る『傀儡操術(かいらいそうじゅつ)』という術式を使います。
与幸吉は、生まれつき右腕と膝から下の肉体、腰から下の感覚がなく、その代償として高い呪力を得ました。
2人目:伏黒甚爾
伏黒 甚爾(ふしぐろ とうじ)呪術界の御三家の1つ『禪院家』の26代目当主・禪院 直毘人(ぜんいん なおびと)の兄の息子で、虎杖悠仁の同級生で都立呪術高専1年生・伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)の父親です。
伏黒甚爾の基本情報は、以下の通りです。
・誕生日 12月31日
・身長 188m前後
・特徴 口元の傷
・好きなもの 肉、モツ
・嫌いなもの 酒
・声優 子安 武人(こやす たけひと)
※代表作 銀魂:高杉晋助、Re:ゼロから始める異世界生活:ロズワール・L・メイザース
『天与の暴君』と称されている伏黒甚爾は、フィジカルギフテッドを授かっており呪いを宿した武器『呪具』を使って闘います。
五条悟とその旧友・夏油 傑(げとう すぐる)達の過去を描いた『懐玉・玉折編』で伏黒甚爾は、『術師殺し』の異名を持っており、五条悟を追い詰めるほどの実力者でした。
3人目:禪院真希
禪院真希は、都立呪術高専の2年生で、『4級』の等級を与えられている呪術師です。
禪院真希の基本情報は、以下の通りです。
・誕生日 1月20日生
・身長 170cm前後
・特徴 ポニーテール、眼鏡
・好きなもの ジャンクフード
・嫌いなもの 精進料理
・声優 小松 未可子(こまつ みかこ)
※代表作 アオハライド:村尾修子、ニセコイ:鶫誠士郎
禪院真希は、伏黒甚爾と同様フィジカルギフテッドを授かっていましたが、呪術において同一人物とみなされる一卵性双生児の妹・禪院 真依(ぜんいん まい)が少量の呪力と何も無い状態から物体を作る術式『構築術式』が使えたため、実力は伏黒甚爾を大幅に下回っていました。
しかし、149話で禪院真依が自分を犠牲にして刀タイプの呪具を作り出したことで、完全な天与呪縛を得ました。
天与呪縛の元ネタ
天与呪縛の元ネタは、冨樫 義博(とがし のりひろ)先生の大人気作品『HUNTER×HUNTER』の『制約と誓約』ではないかとされています。
制約と誓約とは、特殊能力『念能力』に対して威力と精度を著しく向上させるために自身に課す制限です。
何かを犠牲にして強力な力を得るという面では、制約と誓約と天与呪縛は類似していると考えられます。
また、制約と誓約は厳しい制約や誓約を課すことで念能力の威力が上がりますが、禪院真依が死亡して完全に術式や呪力がなくなった禪院真希が完璧なフィジカルギフテッドを得たことを踏まえると、天与呪縛も代償が大きいほど得られる能力も大きくなると考えられます。
虎杖悠仁は天与呪縛に該当しているのか
ファンの間では、驚異的な身体能力を持つ虎杖悠仁もフィジカルギフテッドを授かっているのではないかと考察されています。
12話で虎杖悠仁が生まれつき持っている『生得術式』がないことが判明していることからも術式を犠牲にしてフィジカルギフテッドを得たのではないかと考えられます。
214話で伏黒恵に乗り移った両面宿儺に対して人間離れしたパワーを見せたり222話で都立呪術高専2年生担任の日下部 篤也(くさかべ あつや)と入れ替わって特訓していたことからフィジカルギフテッドの可能性などを含めた虎杖悠仁の実力は、今後明かされていくと断言できます。
まとめ
今回は『天与呪縛』について解説&考察しました。
呪術廻戦では、天与呪縛を授かったキャラクター以外にも強いキャラクターが登場します。
そんなキャラクター達が迫力ある闘いを繰り広げている呪術廻戦の今後の展開が楽しみですね。
ご愛読いただきありがとうございました。
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