本記事では、「【呪術廻戦】領域展開とは?使用者や元ネタなどの解説&考察まとめ」と題して、人間の負の感情から生まれる『呪い』と呪いの力『呪力』を駆使して呪いを祓う『呪術師』との闘いを描いた『呪術廻戦』に出てくる用語のひとつ『領域展開』について解説&考察します。
本記事は、呪術が好きな人はもちろん、呪術を読む前に事前知識を入れたい方のためにもなる記事となっているので、最後まで目を通していただけると幸いです。
(※ネタバレ注意)
【呪術廻戦】領域展開とは
領域展開とは、呪力を流して発動する特殊能力『術式(生得術式)』を付与して作られた人間や呪いの化け物『呪霊』の心の中にある空間『生得領域』を呪力で周囲に構築したものです。
領域展開は、呪力を大量に消費するため、限られた呪術師しか使えません。
領域展開の利点は下記の通りです。
・環境要因によって領域展開を発動した呪術師のステータスが上昇する
・領域展開で付与した術式を領域内で発動したら対象に必中する
・対象の術式を中和する
領域展開に対応する方法は、下記の通りです。
・相手の術式に対抗する
・領域の外に逃げる
・より洗練された領域を展開する
・呪術師の御三家『禪院家』・『五条家』・『加茂家』に伝わる必中術式を呪力を開放して防ぐ秘伝の技『落花の情』を使う
領域展開の使用者一覧
ここからは、領域展開が使えるキャラクターと領域展開の内容を解説します。
五条悟/無量空処
五条 悟(ごじょう さとる)は、主人公・虎杖 悠仁(いたどり ゆうじ)が通う『東京都立呪術高等専門学校』の教師で、最強の呪術師と呼ばれる呪術師です。
五条悟の領域展開『無量空処(むりょうくうしょ)』は、生きるために必要な行為に無限回の作業を強制することで対象の脳をフリーズさせ、動きを止める技です。
伏黒恵/嵌合暗翳庭
伏黒 恵(ふしぐろ めぐみ)は、都立呪術高専の1年生で虎杖悠仁の同級生です。
伏黒恵の領域展開『嵌合暗翳庭(かんごうあんえいてい)』の詳細は明かされていませんが、伏黒恵の術式『十種影法術(とくさのかげぼうじゅつ)』を使うのに必要な自分の影が広範囲に広がっていることや伏黒恵が対峙していた呪霊の影から出現したことを踏まえると、媒体にできる影の有効範囲拡大や償還できる式神の多様化ではないかと考えられます。
秤金次/坐殺博徒
秤 金次(はかり きんじ)は、停学している都立呪術高専の3年生です。
秤金次の領域展開『坐殺博徒(ざさつばくと)』は、領域内に展開される『CR私鉄純愛列車』と呼ばれるパチンコ台を用いた技です。
坐殺博徒の主なルールは、下記の通りです。
・大当たりの確率は約1/239
・確変突入率は約75%
・術者が1回以上能力を発生させるとリーチに発展する
・予告演出は3種類あり、どの演出にするかは術者が選べる
・リーチアクションは4種類あり、期待度が一番高い『華金終電リーチ』は期待度80%超
・チャンスアップは3種類ある
大当たりが出ると、対象を倒せます。
両面宿儺/伏魔御廚子
両面宿儺は、呪術の全盛期だった千年以上前に存在していた人物で、死後も呪いの王として恐れられていました。
両面宿儺の領域展開『伏魔御廚子(ふくまみづし)』は、領域内に存在している対象に無数の斬撃を放つ技『解』もしくは対象を一刀両断する斬撃を放つ『捌』を連続的に繰り出す技です。
伏魔御廚子は、他の領域展開とは異なり、結界で領域を分断していないため物理的に脱出できます。
羂索/胎蔵遍野
羂索(けんじゃく)は、非術師を呪殺した呪術師『呪詛師』の1人です。
羂索の領域展開『胎蔵遍野(たいぞうへんや)』は、胎児の怨念が集まった木のようなオブジェを用いた技です。
詳細は不明ですが、伏魔御廚子同様結界で領域を分断していない領域展開です。
真人/自閉円頓裹
真人(まひと)は、人間を起源とする呪霊です。
真人の領域展開『自閉円頓裹(じへいえんどんか)』は、手で触れた対象の肉体を自由に変形・改造する術式『無為転変(むいてんぺん)』を対象に触れなくても発動できるようにする技です。
漏瑚/蓋棺鉄囲山
漏瑚(じょうご)は、大地を起源とする呪霊です。
漏瑚の領域展開『蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)』は、火山の内部のような空間を出現させ、対象を焼切ったり自身のステータスを向上させる技です。
陀艮/蕩蘊平線
陀艮(だこん)は、海への恐れを起源とする呪霊です。
陀艮の領域展開『蕩蘊平線(たううんへいせん)』は、南国のような空間を作り出し、水棲生物の式神を操る術式『死累累湧軍(しるるゆうぐん)』を必中させる技です。
禪院直哉/時胞月宮殿
禪院 直哉(ぜんいん なおや)は、都立呪術高専2年生・禪院 真希(ぜんいん まき)や呪術高専京都校2年・禪院 真依(ぜんいん まい)のいとこです。
禪院直哉の領域展開『時胞月宮殿(じほうげっきゅうでん)』は、事前に1秒を24分割した動きをイメージし、それを実現する術式『投射呪法(とうしゃじゅほう)』を細胞レベルで適応させる技です。
投射呪法のイメージ通り動かなければ対象の動きを1秒間止めることができ、細胞の動きがズレることで相手にダメージを与えます。
日車寛見/誅伏賜死
日車 寛見(ひぐるま ひろみ)は、羂索が仕組んだ呪術師の殺し合い『死滅回游(しめつかいゆう)』に参加している泳者(プレイヤー)の1人です。
日車寛見の領域展開『誅伏賜死(ちゅうぷくしし)』は、法廷のような空間に『ジャッジマン』と呼ばれる式神を呼び出し、対象の罪を裁く技です。
判決は、『無罪』・対象の呪力を没収し、術者に木槌(ガペル)が付与される『没収(コンフィスケイション)』・対象の呪術や呪力を弱体化し、術者に『処刑人の剣』が付与される『死刑(デス・ペナルティー)』に分かれます。
万/三重疾苦
万(よろず)は、両面宿儺と同じ時代に生きており、伏黒恵の義姉・伏黒 津美紀(ふしぐろ つみき)を受肉した呪術師です。
万の領域展開『三重疾苦(しっくしっくしっく)』は、完全な球体で無限の圧力を生むことができる『真球』を必中させるための技です。
領域展開の元ネタ
領域展開を発動する際、術者は手で掌印を結んでいます。
領域展開のモチーフは平安時代に空海によって開創された仏教『真言密教』ではないかと考えられます。
真言密教では、48種類ある掌印のいずれかを結びながら瞑想や祈りなどに使われる呪文『真言(マントラ)』を唱えるべきとされていますが、48種類ある掌印が領域展開を発動するときに結んでいる掌印と類似ています。
無量空処発動時に結んでいる掌印に類似している『帝釈天印』が神の中でも最強と謳われている『帝釈天』を意味していることから48種類ある掌印とキャラクターに関連性があるとも考えられます。
まとめ
今回は、『領域展開』について解説しました。
呪術師の奥義である『領域展開』は、今後のストーリーに大きく関わってくるのではないかと考えられます。
原作『呪術廻戦』は絶賛連載中なので、領域展開にも注目しながら見てみてください。
ご愛読いただきありがとうございました。
-
【呪術廻戦考察】未回収の伏線と残る謎まとめ【随時更新】
続きを見る